2010年11月 4-5日 – Gaussian/SAC-CI 講習会(東京)「SAC-CI 法による光・電子過程の信頼できる計算」

量子化学研究協会研究所(QCRI) 主催
Gaussian Inc. (USA) 後援

 SAC-CI 法は、光と分子の励起状態が絡む幅広い科学をカバーすることのできる、信頼性の高い量子化学理論であり、世界最大のシェアを持つ汎用量子化学プログラムGaussianに組み込まれています。本講習会では、Gaussian/SAC-CI 法を利用した研究開発の進め方を、SAC-CI 法の提案者と開発者により、新たなテーマを加えて、詳しく解説します。SAC-CI 理論の誕生のいきさつとその計算展開を基礎として、光材料設計の考え方、光生物学の基礎、金属化合物の励起・イオン化スペクトルの計算、そのNMR化学シフトとの関連、光合成バクテリアの量子化学や視物質ロドプシンによるビジョンの仕組みの理論解明、さらには円二色性(CD)スペクトルを用いたアミノ酸やDNAの研究など、様々な分野の研究開発へ応用できる考え方と可能性を取り上げます。理論の開発者によるプログラムの正しい使い方とノウハウを、多くの実例と共に紹介し、高レベルでありながら初心者にも分かりやすい講習を目指します。懇親会は、講師並びに参加者同士の交流を深める場として活用して頂きたいと思いますので、講習会と合わせて奮ってご参加下さい。前回は遠方であったため参加していただけなかった方、とくに東京近郊の方は、この機会に是非ご参加下さい。


PDFファイル(375KB)
日時 2010年11月4日?5日
 11月4日(木):
  講習と演習: 午前10:30 ? 午後17:30
 11月5日(金):
  講習と演習: 午前10:00 ? 午後17:00
場所・アクセス JST研究開発戦略センター (東京メトロ有楽町線「麹町駅」5番出口より徒歩1分)
 2階 大会議室(講習と演習)
 アクセス(地図):http://crds.jst.go.jp/jp/access.html
対象 GaussianとSAC-CI を利用して、光と励起状態の絡む科学と研究開発に興味ある方
参加費
(1名に付き)
企業参加: 7万円
アカデミック: 4万円
学生: 2万円
申し込み方法 参加希望者は一人ずつ下の参加申込書(Word又はPDF)に記入し、e-mailにて、 y.itohqcri.or.jp に添付・送信下さい。
参加費は銀行振り込み(三井住友銀行伏見支店普通預金No. 1566776、名義:特定非営利活動法人 量子化学研究協会 理事 中辻 博 (トクテイヒエイリカツドウホウジン リョウシカガクケンキュウキョウカイ リジ ナカツジヒロシ (全て半角カナ))をご利用ください。入金を確認の上、参加証をe-mailにてお送りいたします。
この参加証を当日必ずご持参ください。
持参するもの
  • 参加証
  • ノートパソコン – Gaussian/SAC-CIの入出力ファイル、講義のPDFファイル等の閲覧に使用します。(資料をWordPad Text形式とPDF形式のファイルでお渡しします。Adobe Reader等のPDFファイルを読むことのできるソフトウェアを事前にインストールすることをお願い致します。)
講師 中辻 博 (量子化学研究協会理事長、京都大学名誉教授)
波田 雅彦 (首都大学東京、理工学研究科教授)
長谷川淳也(京都大学工学部講師)
宮原 友夫 (量子化学研究協会部門長)
中嶋 浩之 (量子化学研究協会部門長)
本田 康 (首都大学東京 理工学研究科助教)
黒川 悠索 (量子化学研究協会研究員)