特定非営利活動法人 量子化学研究協会研究所 Quantum Chemistry Research Institute

開催日: 2015-05-9

2015年5月9日 – 第9回シンポジウム「革新的量子化学の展開」

今年も革新的量子化学シンポジウムを5月9日(土)に京都キャンパスプラザにて開催いたします。参加費は無料です。皆様ふるってご参加ください。ポスターはこちらよりダウンロード頂けます。

第9回 革新的量子化学シンポジウム

プログラム
13:05  挨拶・司会 中辻 博
13:10 – 13:50 廣田 襄 (京都大学名誉教授)「化学史の楽しみ:ライナス・ポーリングをめぐる話題」
私が化学史に興味を持つに至った経緯を多少話した後、具体的な話としてポーリングに関連した話題、彼が化学結合論から生体関連分子の研究へ移った理由、タンパク質のαへリックス構造解明における成功にもかかわらず、DNAの構造解明の競争では構造化学の第一人者の彼が駆け出しの研究者のワトソンークリックのチームに敗れた原因、1949年に彼が予見した2000年の化学がどの程度実現したかなどについて話す。

 

13:50 – 14:30 江原 正博 (分子科学研究所)「金属微粒子触媒の理論化学」
金属微粒子触媒は、自動車触媒や化成品合成触媒など様々な分野で活用されています。しかし、これらの触媒系は一般に複雑であり、これまで理論化学があまり貢献できていなかった分野でした。理論研究においては、担体と微粒子の界面の現象を如何にモデル化するか、複雑な電子状態や化学反応をどのように記述するかなどの課題があります。本発表では、最近の我々の研究から、高分子や金属酸化物に担持された金属微粒子触媒の触媒作用に関する研究を紹介します。触媒作用に重要なコンセプトや化学指標を提案して実験にフィードバックし、触媒開発に貢献したいと考えています。

 

14:30 – 15:30 休憩

 

司会 長谷川 淳也 (北海道大学)

 

15:30 – 16:05 リントゥルオト 正美 (京都府立大学)「蛋白質の構造変化と機能発現に関する理論的研究
タンパク質の構造とその動的な変化は、タンパク質の機能とその発現に大きく関連していることが知られている。われわれの研究グループでは、これらの構造変化と機能発現を分子レベルで解明することを目的として、
1.局所的構造変化を伴う機能発現、
2.アロステリック構造変化と機能発現、
3.構造平衡揺らぎと機能発現
の3つの項目に分類して研究している。今回は1,2のテーマを中心に発表する予定である。

 

16:05 – 16:40 中辻 博(量子化学研究協会・研究所)「予言的量子化学にむけて」
真に定量的な予言のできる量子化学を建設するためには
1.化学を支配しているシュレーディンガー方程式を正確に解く一般的な方法を確立し、
2.これを化学的に有用な分子群に応用して、正確な予言ができる理論・計算体系を創造する、
ことが必要である。私たちの研究所では、1の理論的発見に引き続き、定量的予言能のある「予言的量子化学」の建設を目指して研究を続けてきた。ここでは最近のブレイクスルーについて報告する。

革新的量子化学シンポジウムにご興味をお持ちの方は振ってご参加ください。一般の皆様のご出席を歓迎いたします。また、懇親会にもどうぞご参加ください。ご出席の方は office @ qcri.or.jp まで、お知らせください。
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革新的量子化学シンポジウム:   出席    欠席
懇親会:   出席    欠席

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